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当社は、カゴメ、グローバルエンジニアリングと部分供給を活用して電力需要を創出する「上げDR」の実証に合意しました

This picture shows the success of the financial economy, economic development, industrial facilities

カゴメ株式会社、Reivalue株式会社(以下、当社)、株式会社グローバルエンジニアリングは2024年3月28日、出力抑制の対象となる再生可能エネルギーを利活用するため、部分供給を活用して電力需要を創出する「上げDR」の実証を行うことに合意しました

 

出力抑制の対象となる電力を需要の創出で有効活用

実証の具体的な仕組みは、次の通りです。カゴメの那須工場・茨城工場は2024年4月から、出力抑制が見込まれる土・日・祝日の日中、当社からの「上げDR要請」に基づいて電力需要の創出を試みます。創出された電力需要に対しては、グローバルエンジニアリングが安価に調達した電力を「部分供給」によって、当社を介してカゴメへ供給します。

 

この電力は卸電力市場から調達しますが、出力抑制の実施中は、市場価格が低く抑えられるため、比較的リーズナブルな料金で電力供給を行うことができます。こうした仕組みによって、本来、出力抑制により埋没してしまう再エネを利活用することに貢献します

 

なお、電力の部分供給とは、「複数の小売電気事業者から一需要場所に対して、各々の電気が物理的に区分されることなく、1引き込みを通じて一体として供給される形態」を指します。また、「上げDR」とは、電力供給パターンに合わせて需要を創出する取り組みです。

 

上げDRの実運用で実効性や経済性を検証

再エネの出力抑制は、社会コストを抑えながら再エネの最大限導入を進めるうえで必要なものです。その一方で、再エネの有効活用の観点からは、出力抑制量(kWh)を可能な限り低減することが重要です。そのため、現在、再エネ電力が増える昼間の電力需要を創出するためのさまざまな取り組みが始まっています。

 

本実証では、上げDRの実運用を通じて、連絡体制、依頼タイミング、実効性、経済性などの確認や検証を行い、出力抑制量の低減に役立つ部分供給を活用した上げDRの取り組みに活かしていくことを目指しています。

 

カゴメ、当社、グローバルエンジニアリングの3社は、本実証で得られる知見を活用して、実効性のある取り組みによって、持続可能な地球環境の実現にこれからも貢献してまいります。

 

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