2020年2月2〜4日、長野県白馬村のスキー場「白馬岩岳スノーフィールド」は、「スノーリゾートから気候変動を考える3日間」を開催しました。100%再生可能エネルギー由来の電力のみでスキー場を運営する取組みです。白馬高等学校の高校生などが、プラカードを持って滑走する「気候マーチ」を行い、深刻な雪不足をアピールしました。
白馬岩岳スノーフィールドでは、今年は真冬でも半数以上のコースがオープンできていない状態だといいます。これまでに経験したことがないほど雪が少なく、白馬村のみなさんは気候変動に対する危機感を強めています。
白馬村では、2019年12月の村議会で、下川正剛村長が「白馬村気候非常事態宣言」を発表したばかりです。2050年に再生可能エネルギー自給率100%を目指すことや、森林の適正な管理による温室効果ガスの排出抑制に取組むことなどが表明されています。豊かな自然の恵みを受けてきた白馬村だからこそ、危機的状況に正面から向かい合う。その強い決意が感じられます。
実質再エネ100%の民泊、「Sano San Chi」、エコな旅のお手伝い
「スノーリゾートから気候変動を考える3日間」で使用された電気は、中部電力のCO2フリーメニューでした。高圧の需要家向けの電力メニューで、「出力3万kW以上の水力発電所で発電された電気(55%)および再生可能エネルギー発電所で発電された電気(45%)に由来するCO2フリー価値」という電源構成となっています。
実は、当社が展開するゲストハウスのひとつ「Sano San Chi」で使用する電気も、実質再生可能エネルギー100%。関西空港のお膝元、泉佐野駅すぐの「Sano San Chi」では、ご宿泊いただくだけで実質ゼロエミッションに貢献できます。もちろん電気の品質には変わりないため、ゆっくりとくつろいでいただきながら、サステナブルな旅を実現することができますよ。民泊施設では珍しいこの取組みは、各方面から高い評価をいただいております。
当社は、ゲストハウス事業をはじめとするシェアリングエコノミー事業、そして得意のエネルギー事業のシナジーにより、さらに新しいサービスを開発してまいります。これからもどうぞご期待ください。