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非化石証書2026年度第1回オークション、FIT証書は昨年度と同水準でのスタート

日本卸電力取引所(JEPX)は2026年8月27〜31日、2026年度第1回の非化石価値取引市場オークション結果を公表しました。FIT証書では約7割が約定し、昨年度第1回オークションと同水準での滑り出しとなりました。

FIT証書 昨年度初回オークションと同じく約7割が約定

再エネ価値取引市場の過去3ヶ年の推移。※累積約定割合(%)は、各回の市場拠出量と約定量の合計のうちの累積需要量の割合(出典:日本卸電力取引所より筆者作成)

再エネ価値取引市場のFIT非化石証書においては、売り入札量が324.1億kWh、約定量は、買い入札量と同量の231.1億kWhとなりました。約定最高価格は上限価格の4.0円/kWh、約定平均価格と約定最低価格は0.4円/kWhでした。売り入札優勢の状況は変わらず続いていますが、累積の約定割合は71%となりました。

売り入札量の約7割が落札したことから、一見すると堅調なスタートのように見えます。しかし、2025年度第1回オークションの約定割合が68%だったことを考慮すると、昨年度と同水準でのスタートだと言えます。上表の通り、昨年度オークションの約定割合は、第2回が53%、第3回が51%、第4回が53%であり、約半数の証書が売れ残る結果になりました。こうした推移を踏まえると、今年度初回オークションの71%という数字は、必ずしも高い割合であるとは言い切れません。

非FIT証書 約定価格が上限価格を下回る

高度化法達成市場の推移(非FIT再エネ指定なし)。※累積約定割合(%)は、各回の市場拠出量と約定量の合計のうちの累積需要量の割合(出典:日本卸電力取引所より筆者作成)

高度化法義務達成市場の非FIT非化石証書(再エネ指定なし)では、買い入札優勢が続いており、買い入札量が111.5億kWhとなった一方で、売り入札量は1.9億kWh、約定量も同量となりました。しかし、約定価格は上限価格の1.3円/kWhを下回る同1.2円となりました。

高度化法達成市場の推移(非FIT再エネ指定あり)。※累積約定割合(%)は、各回の市場拠出量と約定量の合計のうちの累積需要量の割合(出典:日本卸電力取引所より筆者作成)

非FIT非化石証書(再エネ指定あり)では、買い入札量122.6億kWhに対して、売り入札量は19.8億kWhでした。買い入札が優勢であるにもかかわらず、約定量は11.4億kWhと売り入札の全量は約定しませんでした。約定価格は、再エネ指定なしの非FIT証書と同様の1.21円/kWhで、上限価格を下回りました。

なお、2025年度各回のオークションの結果は、こちらの記事をご覧ください。

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