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2020.08.26トータルエネルギーソリューションニュース

いよいよ始まる容量市場とは? 基本をわかりやすく解説!

容量市場とは?

2020年度からオークションが開始された容量市場。今回は容量市場とは何かについて、わかりやすくお届けします。容量市場とは、供給力を取引する市場です。供給力とは「発電する能力」を指し、kW(キロワット)価値とも呼ばれます。

容量市場は2020年度に開設されましたが、実際にkW価値が取引できるのは2024年度です。4年後の供給力を2020年のメインオークション(入札)で確保する仕組みです。初のメインオークションは、2020年7月1日から7日まで応札が受付されました。入札結果は8月31日に発表される予定です。

容量市場に参加できる電源は?

オークションの買い手は電力広域的運営推進機関(OCCTO)、売り手は発電事業者やネガワット事業者、小売電気事業者などです。基本的には、FIT電源を除くすべての電源種別が容量市場への参加を認められています。再生可能エネルギーに加え、火力発電や原子力発電、そしてディマンドリスポンスによる参加も可能です。

もちろん容量市場への参加は義務ではなく任意です。容量市場への参加や応札結果に関わらず、卸電力市場や需給調整市場への参加することもできます(別途参加要件があります)。

(出典:電力広域的運営推進機関ウェブサイト

容量市場はなぜ4年先の入札を行うのか?

では、なぜ4年後という将来の供給力を前もって確保するのでしょうか?その答えは、発電所建設にかかるリードタイムの長さにあります。発電所の建設に必要なリードタイムは、一般的に約10年間と言われています。電気が必要になってもすぐに建設できるわけではありません。

ここで発電所に投資する投資家の立場になって考えてみましょう。投資する発電所が将来収入を見込めそうであれば積極的に投資を行いますが、逆に収入が見込めなければ投資を控えるのが投資家の考え方です。投資家に対し将来の収入を見込みやすくし、発電所に対する投資を促すため、容量市場は4年後のkW価値を取り扱うように設計されました。

イギリスやフランス、アメリカではすでに容量市場の運用が始まっています。ノルウェーやスウェーデンでは、日本と同じく2020年から導入される予定です。

(出典:電力広域的運営推進機関ウェブサイト

容量市場の入札スケジュール

2020年8月31日の入札結果発表の後、10月末までに落札者との契約を結びます。その後、2022年度夏季と冬季にそれぞれ実効性テストを実施。そして取引の1年前となる2023年6月に、必要に応じて追加オークションを実施する見込みです。

(出典:電力広域的運営推進機関ウェブサイト

何といっても、まずは8月末の入札結果が注目されます。中長期的には電気料金の高止まりを防ぐメリットがあるとされる容量市場。第1回オークションの結果が発表され次第、本ブログでもお伝えしてまいります。

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