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2021.01.21トータルエネルギーソリューションニュース

今さら聞けない、話題の「JEPX」とは? 高騰の行方はどうなる?

2020年末から続く電力卸市場(JEPX)の高騰は、落ち着く兆しがなかなか見えてきません。本ブログでも、2021年1月14日の記事で“市場連動型プラン”について契約内容の確認をおすすめしたところです。今回は「そもそもJEPXとは何か?」という疑問にわかりやすくお答えします。

電力自由化のため設立された日本唯一の卸電力取引所

JEPXとは日本卸電力取引所といい、日本で唯一の電力卸取引ができる場です。Japan Electric Power Exchangeの略で、そのまま「ジェーイーピーエックス」と読みます。電力自由化の流れを受け、2003年に設立されました。卸市場という名の通り、消費者が直接電気を買うことはできません。JEPX上で取引できるのは、会員登録した電力会社のみです。2020年1月現在、JEPXの会員企業は222社にのぼります。

JEPXが設立された背景に電力の自由化があります。これまで日本全国で電気を供給する電力会社は、東京電力や関西電力など10社に限定されていました。この垣根をとりはらい新しい電力会社も電気を送れるように、段階的なルール改正が行われたのが電力の自由化です。今では、大規模な工場から家庭に至るすべての需要家が自由に電力会社を選べるようになりました。

新たな電力会社が電気を送るには、電源の調達が必要です。そこで、すべての電力会社がアクセスできる電気のマーケットとして整備されたのがJEPXなのです。

需給バランスがJEPXの価格を決める。高騰は2月も続く見通しか

みなさんもご存知のように、電気は貯めることのできないエネルギーです。ガスやガソリンと異なり、電気を貯蔵することはできません。電気は常に使う量(需要)とつくる量(供給)を一致させる必要があります。需要と供給の量がうまくマッチしなければ、最悪の場合には停電になりかねません。そうならないために、電力会社では30分単位でバランスをみながら需要と供給を一致させるコントロールを行っています。

JEPXでは、24時間を30分に分けた1コマごとに電気が売買されています。また、北海道から沖縄までの10電力エリア別の取引が実施されています。電力会社は、JEPX内の「スポット(一日前)市場」という取引の場において、翌日に受け渡す電気を入札で売買します。売り札と買い札の交点が落札価格となるシングルプライスオークション方式です。もし前日に予測した量が足りなかったり多すぎたりすれば、当日の「当日市場」での調整も可能です。

まるで株式市場のように取引価格が揺れ動くJEPXでは、需要と供給のバランスが価格を決定します。今般のJEPX価格の高騰は、まさにこの需給バランスが崩れたことによって引き起こされました。厳しい寒波が過ぎ去ったことで需要は落ち着きを取り戻していますが、LNG不足などによる供給過少は2月に入っても続くことが予想されています。そのため、JEPXの高騰が治まるまでには、もう少し時間がかかりそうです。

電力契約の中には、JEPXに連動した価格で電気を提供する“市場連動型プラン”というものがあります。このプランをご契約中の需要家の方は、くれぐれも注意が必要です。今一度ご自身の電力契約内容をご確認いただき、固定料金プランへのお切替えも含めたご検討をおすすめします。

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